2015年6月1日月曜日

2−6−2の法則

組織論に2−6−2の法則があるという話はよく聞く。

この法則は、組織の2割がよくできる人達で、6割が普通の人、そして2割がいまひとつな人らしい。
では、この2割のいまひとつな人を排除するといいように思うが、排除したのち、かならず、また全体の2割がいまひとつになるという。
逆もそうで、優秀な人2割が
去っていくと、また、2割の優秀な人が現れるという。

メダカの稚魚の育成水槽を見ていると、どうやら、この法則があてはまるようにおもえてくる。
成長スピードのはやい2割くらいのものと、成長スピードが遅い2割を仕分ける。
すると、均一であろうはずの6割も、一週間もすると、また、成長著しい2割のものが出現し、成長の遅いものが2割くらいでる。

仕分けた方の成長の遅い2割のうち、そこでも、また、成長のはやいものが2割程度おり、いっこうに成長しないものが2割でてきている。
大きなものでも同じ事だ。

2対6対2というのは、たしかに、1200匹を仕分けた時に、だいたいそのような比率になっていた。間違いない。

この理屈が正しいようなので、JO元帥のこまかくサイズ分けを行う事、という教えは、まったくもって理にかなっているといえる。

成長のはやい2割を分ける事で、6割の中からまた2割がぐいぐい育つ。
成長の遅い2割を分けると、その2割のうちの2割がぐっとそだつ。
これをくりかえしていけば、全体的にボトムアップとなり、一気に成長が加速するはずだ。
仕分けなければ、ぐいぐい育つものが2割にとどまり、いっこうにサイズ差は解消されないという事になる。

こまめにサイズ分けするという事は、2−6−2の法則上、理論的に証明された正しい方法と認定していいだろう。

メダカ協会において、この理論が正しいという研究論文でもつくりあげていただきたい。
仕分けた時、仕分けなかった時の、成長度合いは2倍くらいにまで広がるのではないだろうか。魚の養殖業者さんの間では、もう、当然の理論として確立しているのかもしれない。

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