2015年4月14日火曜日

抱卵になぜ慌ててしまうのか

メダカが抱卵を始めるこの時期、なぜだか慌ててしまう癖がついた。

水道流しっぱなし、電気付けっ放し、それに近いような気分で、随分ともったいない気分になる。

冷静に考えれば、抱卵したからといって、全部を採卵して孵化させねばならないわけではない。人間でいえば、女性がつくる卵子と男性がつくる精子は、すべて受精させてあげなければというわけではないから。
私も精子をこれまでずいぶん無駄に放出してきた事だし。

わかっているのに慌ててしまうのはなぜか。
抱卵を放置していて、親水槽内で孵化したら、確実に親に食べられてしまうからだろう。
せっかく生まれた命をみすみす見殺しにしてしまう。
そこにあるのだと思う。

そこで考えた。
せめて、オスとメスを分けて、飼育すればいいのではないか。
そうすれば、メスがたとえ抱卵しても、無精卵。
そうしておけば、孵化した直後に親に食われるという悲劇は避けられる。

メスが過抱卵になったりする弊害があるかもしれない。
オスはみさかいなくオスに交尾行動を挑んでみたり、威嚇しあったりで、殺伐とする可能性もある。
オスメスの自由恋愛の場をとりあげてしまうのはいくぶん気がひけるが、そういう方法もあっていいのかもしれない。

「男子校・女子校システム」とでも命名しようか。
異種交配のその時まで貞淑を守る。
一年に一回、飼育者という神から選ばれたペアとなり、力のかぎり交配する。
美しい事ではないか。

オスメス混在させたなかで、4月から9月まで行われる破廉恥な乱交パーティーでは、メダカのモラルが荒廃するのも当然だろう。

種親水槽のオスメス分類という事を近日中に行おう。
判別の難しいヤツがいるので、とりあえず分類した後もしっかりとチェックしておく。

これで、メダカシーズンが来た時の、妙なあせり、というのはなくなるだろう。
いい考えとおもいませんか?



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