2015年3月29日日曜日

孵化した稚魚をどう管理するか

孵化した稚魚のうまい管理方法はないものか、と思う。

昨年、パスタケースを使った孵化容器は大成功だった。
パスタケースである必要はなく、底の浅い小ぶりな容器。
これに、採卵した卵を投入しておく。
水量が少ないので水温が一気に上昇しやすいから、孵化スピードも速い。
孵化した稚魚が毎朝泳いでいるので、レンゲですくってあげて、稚魚水槽へ移す。
このとき、数をカウントできるから、今日は何匹孵化した、というのが明快であった。
この作業がすこぶる楽しかったものだ。

親だし方式の場合、稚魚が泳ぎ始めたら、ああ、孵化したなとわかるのだが、稚魚の数を数えるのは至難の技。10匹を越えるともう無理。
増えているのかどうなのか、わかりづらい。
増えているはず、と思い込んで、放置していると減っている。
おかしいなとおもい、よくみると、ヤゴが住み着いていたりとかもあった。

そして、けっこう稚魚は星になっているのだが、小さいため、糞などにまぎれて遺体も分かりズラい。いつのまにか水質が悪化して結構星になっていた、などと、発見が遅れやすいのだ。

そして、水替えのとき、非常に神経を使う。
水替えごとに数パーセントくらい犠牲になっているものだ。

そして、成長の早い個体がえさを独占しはじめ、小さいものを威嚇しはじめる。
こいつらを幼魚水槽に移動してあげないと、格差がひらいて、小さいものがいっこうに大きくならない。
掬おうにも動きがはんぱなくすばしこいので、イライラする。

昨年は、5月の段階で毎日100匹〜200匹の孵化した稚魚を掬っていた。
それだけでも3000匹〜6000匹になっていたはずだが、秋に生き残ったものは、1000匹くらいだろうか。ずいぶんと成魚率が落ち込んだ結果となった。

できるものなら、一匹ずつカップ容器にいれて飼育管理してみたい。
そんな気分にもなる。

受精卵率の向上、採卵率の向上、孵化率の向上、幼魚率の向上、成魚率の向上。
育成スピードの向上。

追求すべき事はまだまだ山のようにある。


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