2015年3月31日火曜日

ミトコンドリアイブとY染色体アダム

遺伝の疑問をネットで調べていたら、ミトコンドリアイブとY染色体アダムの話に行き着いた。

メダカにも通じる話かどうかわからないが、人間の話。

女性にだけ引き継がれるというのが、ミトコンドリア。正確に説明するのがむずかしいが、ようは、生物に寄生している原始微生物。エネルギーの元らしい。
このミトコンドリアのDNAを調べると、ルーツがたどれるという。

一方、オスにだけ存在するのがY染色体。オスメスの区別をつかさどるもの、といわれている。これをたどってもルーツがわかるらしい。
一対しかないらしく、遺伝子情報が損傷しても修復できないという。
けっこうボロボロになっているという話もある。

メスという存在がいわば完成された形らしい。子供を産める、というもの。
しかし、メスだけだと、均質化してしまうため、環境変化に堪えられない。
変化をつくるため、オスというものができたという。
女系社会を良しとする考え方に通じる。
オスというのは変数を加えるための消耗品。
オスはメスに選んでもらうため、彩りがはでになったり、ヒレが大きくなったり。生物はだいたいそういう仕組みらしい。
人間の場合、力が強いとかから始まって、いまでは経済力でもある。

一方、天皇家につながる男子一系という考え方。
女系だと、血統を証明できなくなる、という弊害があるという。
男が継承することで、つまり、Y染色体があきらかに継承されているという事になるとか。
古来からの知恵なんだろう。
皇紀2700年近く、血統を維持しているというのは世界でも稀な事らしい。
皇室制度は日本が誇る世界遺産的なシステムともいえる。

世界のY染色体のルーツの調査によると、けっきょく、モンゴル帝国のジンギスカンのY染色体が多いという。この事実を見ると、時の権力者がたくさんの種をまいた。
そういう事実がわかるらしい。
略奪と強姦の歴史といっていいだろう。

ちなみに、日本人のY染色体は、特殊らしく、ユダヤ、チベットの系列という。
興味深い話であった。奥が深い話。

さて、では、メダカの血統をどこで判断するか。
Y染色体とするのであれば、オスをベースに異種交配、となる。
ところが、競走馬などではメスをベースに血統表記とするらしい。
父親の名前も付加的に記載するとか、ややこしいようだ。
競馬ファンは、血統を研究して、レースの勝敗を予想するとか。

改良の先輩方に聞くと、だいたいメスベースの交配にしているらしい。
ときおり、オスメス逆で試したりもするようだ。
これは地道な研究によって、それぞれの改良家が極意を発見している事だろう。

ちなみに、私が発見した極意?をひとつ披露するが、琥珀メダカとモノクロを交配させたら、いろんな色のブチができた。
琥珀にはすべての体色の要素があると見ていいのではないか。
琥珀メダカをベースに交配すれば、色の分化は容易になるのではないだろうか。
話題のヒレ長だが、琥珀メダカとの交配が手っ取り早い。そんな予想ができる。

正直、私の場合、いまだにはっきりわからない。
今年は、第一歩として、オスメスをいれかえた異種交配を一回やってみようと思う。
違いが明快になるように、体型と色が真逆のような品種の交配がいいだろうか。
その結果を見て、なるほどな、という事がわかるはず。F1だけでなくF2までいってみるべきだろうか。
結局一緒かもしれないが。

ヘテロとかホモとか、遺伝の勉強をちゃんとやったほうがいいなと思う今日この頃だった。

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