2015年3月7日土曜日

遺伝子の不思議

朝、餌やりして、一つの水槽から掬ってみた。楊30と幹之の雑交配の 系統だ。



きれいに三種類に分かれていた。
つまり、種親は固定化がほぼ終了していたという事がわかる。

幹之同士から幹之が産まれ、楊30同士から楊30が産まれたと類推する。
そして、クリームイエローのもの。
これが、楊30と幹之の異種交配のF1と断定していいだろう。

以前、赤幹之の作出を狙っていた人も、F1はこういったクリームイエローだったと聞いた事がある。まずは、赤い楊貴妃と幹之をかけあわせたならば。
誰しもが通る道なんだろう。



さて、このクリームイエロー。
F1という事は、それぞれの優勢遺伝子が表出してきた、という事だろうか。

知識の少ない時期には、ああ、失敗と考えただろうが、多少の知識がついてきた現在、
さて、このF1同士を交配させてF2を見てみようと思う。

F2からはそれぞれの親に近いもの、F1に近いもの、そして、劣勢遺伝子が表出したものが現れるはず。まずは、ひとつの交配が決定だ。

さて、ここで、もう2パターンが考えられる。戻し交配だ。
楊30のメスとF1オス、幹之のメスとF1オス。オスとメスのいれかえたものも必要だろうか。こういった組み合わせでどうなるのか。そういう事をきっちりとやってみようと思う。

昨年は二種類の雑交配という横着をしてしまったので、こういう不確定さが残る結果となってしまった。他の水槽ではどれがどれなのか、もう、類推は難しい。

F1、F2、F3まで進行させる。そして、戻し交配まで見据えていく。
その中で、特異体があれば、ピックアップしていく。
こういった地道な事をやっていく必要があるのだろう。

メダカ改良の奥深さ。ひとつの異種交配の結論を見出すまでに数年はかかるというのも納得がいく。

今年はF2の作出が数系統。残りは不確定すぎるので、新たなF1づくりという事になる。
黄金透明鱗については、F3に近いものの交配となるだろうか。

ともかく、やはり、交配はきっちりと管理しないといつまでたっても成果が見えないのだと、あらためて思った。

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